出場権獲得

最後の追い込みに入った出場権獲得をめぐる戦い

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080613-00000015-scn-cn

6月13日10時34分配信サーチナ・中国情報局拡大写真北京オリンピック競技大会開幕まであと2カ月を切った。日本のソフトボールのように、本大会より2年も前の2006年8月の世界選手権で早々と出場権を獲得した競技もあれば、最後の1枠を目指してギリギリまでチャレンジを続けている種目(あるいは選手)もある。北京オリンピック競技大会開幕まであと2カ月を切った。日本のソフトボールのように、本大会より2年も前の2006年8月の世界選手権で早々と出場権を獲得した競技もあれば、最後の1枠を目指してギリギリまでチャレンジを続けている種目(あるいは選手)もある。たとえば個人種目の陸上なら、オリンピックに出場するためのハードルは、標準記録を突破できるかというところにある。それが球技のようなチームスポーツの場合、出場できる国数が決まっているので、その出場枠を獲得しないことには何も始まらない。アジアのスポーツ界をリードしている国といえば、中国、日本、そして韓国だろう。そこでこの3カ国について、前回(2004年)のアテネ大会と今回の北京大会での個人種目のない団体球技(水球、サッカー、ホッケー、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、野球、ソフトボール)における出場権獲得の状況を調べてみた。3カ国に共通して言えるのは、女子よりも男子のほうが苦戦を強いられているということだ。日本は、前回のアテネ大会で16個という東京オリンピック(1964年)に並ぶ最多金メダルを獲得したが、団体球技に関しては男子はサッカーと野球にしか出場できていない。そもそも団体球技の出場権は、基本的に大陸ごとに出場枠を争い、そこで出場権を獲得できなかった国が世界最終予選を戦うという流れになっている。そして今回、中国はホストカントリーとしてすでに出場権を持っているので、競技によってはアジア枠が減り、競争が激化している場合がある。そのため、ふだんは日中韓の三つ巴でしのぎを削る間柄が、今回は日韓の一騎打ちの様相を呈している競技が多い。予選の厳しさが増したのは、たとえば野球がそうだった。アテネ大会ではアジア枠が二つあったが、今回はすでに中国の出場は決まっていたため、アジア枠は1しかなかった。昨年12月のアジア予選で日本はかろうじてこの1枠をもぎ取り、ライバルの韓国、台湾は3月に行われた世界最終予選に回ることとなった(結局、2カ国とも厳しい世界最終予選をくぐり抜けて出場権獲得に成功した)。この原稿を書いている段階では、男子バレーボール、女子バスケットボール、男子バスケットボールの世界最終予選の結果はまだ出ていない。最後のチャンスを生かした国は果たしてどこだろうか。いずれにしても、中国、日本、韓国が頑張ればアジアの出場枠増加にもつながる。アジアのライバル同士、アジアのレベル向上のためにも、本選での奮闘を期待し、また今後もお互いに切磋琢磨していくことを願っている。(執筆者:山本尚子)

(引用元:[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080613-00000015-scn-cn:title=Yahoo[サーチナ・中国情報局]])

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