映像ディレクター・土屋トカチ

神奈川のひと:映像ディレクター・土屋トカチさん /神奈川

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080918-00000041-mailo-l14

9月18日12時1分配信毎日新聞◇人のつながり作品に 低い目線で世の中見つめる−−土屋トカチさん(36)淡々とした受け答えの中に、時折熱のこもった言葉が混じる。「この作品については、記録者というよりも共闘という立ち位置だったと思う」。監督したドキュメンタリー作品「フツーの仕事がしたい」が、初めての劇場公開作となる。横浜のセメント工場でトラック運転手として働く皆倉(かいくら)信和さん(37)。最長で月552時間にも及ぶ過重労働に疲れて立ち上がり、労働環境の改善や残業代の支払いを求めて会社と交渉していく。そんな皆倉さんの姿を約2年間追い、70分の作品にまとめた。会社から嫌がらせを受け、身の危険を感じることもあったという。制作の原動力になったのは、自らの体験。新聞配達員、書店の店員、日雇い労働――。これまでさまざまな仕事を渡り歩いてきた。「黙々と働くことが美徳というのは、ちょっと違うのではないか」。疲れ切ってそう感じていた自分に、皆倉さんの姿が重なった。97年ごろ、ホームレスの支援団体に参加して、イベントの記録を撮影するようになって映像の魅力を知った。「こんなに人の表情や感情が伝わるメディアは、他にない」。アルバイトをしながら、独学でビデオ撮影の勉強を始めた。06年に「低い目線で世の中を見つめていきたい」との思いを込め、仲間と映像制作グループ「ローポジション」(横浜市港北区)を立ち上げた。NPOの活動紹介ビデオや裁判の証拠映像を撮る仕事が多いが、自分の作品を作るきっかけにもなる。今作品や、台湾のハンセン病療養所を舞台にした「たのしきわれらが楽生院」(06年)も、依頼された仕事からアイデアが生まれた。「人のつながりを大切にする力になる作品を作りたい」「フツーの仕事がしたい」は10月11日から、横浜市中区若葉町のシネマジャック&ベティで上映される。

[引用元:[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080918-00000041-mailo-l14:title=Yahoo[神奈川(毎日新聞)]]]

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