日本語力

日本語力が築く人間関係 近ごろ流行る「漢字学習」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000097-san-soci

12月9日8時4分配信産経新聞拡大写真検定対策本など、さまざまな漢字学習書籍が売れている(写真:産経新聞麻生太郎首相が難しくもない漢字を読み違え支持率を大暴落させている。一方、今年大ブレークして紅白歌合戦への出場も決めた「羞恥(しゅうち)心」は羞恥心を「さぢしん」と読み違えたことが“おバカアイドル”としての成功の端緒…。明暗分かれるなか、「漢字」が改めて注目されている。■写真で見る■ 真面目な顔が新鮮。クイズ番組「Qさま。」で漢字検定を受けるタレントらテレビ各局ではクイズ番組が活況だ。羞恥心を生んだフジテレビ「クイズ。ヘキサゴンII」(水曜夜7時)がとぼけた珍回答でウケているのと対照的に、テレビ朝日「Qさま。」(月曜夜8時)は問題に取り組む芸能人の勤勉さや賢さが好感度の要となっている。高学歴だったり知識豊富な「インテリ芸能人」を多数出演させ、番組内で延べ30人が漢字検定に挑戦している。深夜枠からゴールデンタイムに昇格して2年。今月31日にはNHKの紅白の裏で、「今年一番アタマのいい人を決定」する特番が組まれるほどの看板番組に成長した。「大みそかも漢字問題をいっぱい出します」と奥川晃弘チーフプロデューサー。「テレビが(高価な)薄型大画面に切り替わり、再び一家に1台の時代が到来。家族で楽しめるクイズ番組の需要が高まるなか、制作側にとって漢字はクイズとして扱いやすいんです。読み問題は視聴者も参加できるし、書き取りは解答の字数も少なく画面上見せやすい」という。漢字の知識は普段の会話や文章に即実用できるため出演者の学習意欲も旺盛。局内では手製の漢字帳を持ち歩く女優の姿もみられるそうだ。番組の宣伝効果もあってか漢字検定の受験者は右肩上がりで増え、昨年度は270万人超が受験。「下は3歳、上は93歳の方が参加、合格されています。国語はすべての学力の基本。メーンは小中高生ですが、幼児教育から生涯学習脳トレーニング、ボケ防止などの目的も目立ち、きずなを深めようという家族受験も増えています」と日本漢字能力検定協会広報の岩橋恭子さん。小1修了レベルの10級から、漢字6000字を網羅する1級まである。大人の狙い目としては高卒レベルの2級が人気というが、合格率は2割台と意外に難関だ。手紙や報告書など書き物がパソコン頼みの現代、意識して学ばないと漢字は忘れる一方である。そんな時代を反映し、書店に行けば漢字学習本がずらりと平積み。100万部、300万部突破などと部数を誇る帯も目立つなか、集英社の人気漫画「ちびまる子ちゃん」の国語学習シリーズ本が面白さで際だっていた。小学生向け教材にもかかわらず「中高年の方からも感想の手紙をいただいている」(編集部)という人気ぶりで、シリーズ累計180万部を超えた。「四字熟語教室」では、難解な四字熟語を漫画で説明しつつ見事にオチもつけて笑わせてくれる。1文字にさまざまな読みや意味が凝縮する漢字の難しさが「民主化を遅らせている」という、戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の言いがかりのような理屈から、ローマ字化を押しつけられそうになったこともある日本語。複雑さゆえに繊細で豊かな表現が楽しめる一方、言葉足らずや無知による誤解で険悪ムードを生むこともある。円満な人間関係のためにも漢字学習は有効です。(重松明子)

[引用元:[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081209-00000097-san-soci:title=Yahoo[社会(産経新聞)]]]

足立の花火 逗子海岸花火大会 さがみ湖湖上祭花火大会 傘の修理 越谷花火大会