石見銀山文化賞

石見銀山文化賞:第1回表彰式 研究や文化活動に尽力、村上隆さんが本賞受賞 /島根

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080630-00000191-mailo-l32

6月30日15時1分配信毎日新聞京都国立博物館・保存修理指導室長、村上隆さんが本賞受賞◇世界遺産登録、感激と感謝忘れない石見銀山遺跡が世界遺産に登録された感激と感謝を忘れないと、大田市大森町の義肢装具会社「中村ブレイス」(中村俊郎社長=石見銀山資料館理事長)が設けた「石見銀山文化賞」の第1回表彰式が、28日あった。石見銀山文化賞は、石見銀山遺跡の研究や文化活動に尽力している個人や団体を表彰する。本賞は京都国立博物館・保存修理指導室長の村上隆さん(54)、特別賞は大森町の古刹(こさつ)、清水寺(せいすいじ)が受賞した。村上さんと、清水寺を継承する熊谷孝仁さん(62)=横浜市在住=に、記念の盾と副賞50万円が贈られた。村上さんは奈良文化財研究所時代の96年から、石見銀山遺跡の総合調査にかかわり、科学分析を主に担当。出土した鉄鍋が、銀の産出量を飛躍的に高めた灰吹き法に使われたことを証明するなど、銀精錬行程を解明した。清水寺は、釜屋間歩を開発した山師の安原伝兵衛に徳川家康が与えた陣羽織(国重要文化財)や扇子などを多数所有。現在は京都国立博物館や県に保管されている。中村社長(60)が少年時代には、先代住職の熊谷弘孝さん(05年死去)と妻百合子さん(今年5月死去)から「宝物を惜しげもなく何度も見せてもらった」といい、「銀山を文化財としてとらえる意識を形成する原点になった」と授賞理由を説明した。村上さんは「銀山とのかかわりで、改めて地球を考える勉強になり、逆に私自身が育ててもらった」と感謝、表彰式に続き「石見銀山から見えるもの」と題して記念講演した。熊谷さんは「清水寺の一つ一つの寺宝が、世界遺産の一助として守り続けられることを希望します」と喜びを語った。

(引用元:[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080630-00000191-mailo-l32:title=Yahoo[毎日新聞]])

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